1.開 会
午前10時00分
―事務局挨拶―
久野会長(飛島村村長)
現在飛島村には、飛島バス1路線と三重交通バス2路線の計3路線が運行しており、そのうち飛島バスと三重交通バス蟹江―飛島線の2路線に対して、村から運行費の助成をしている。
少子高齢化や環境問題など、公共交通を取り巻く状況が大きく変わってきている中、住民のニーズも多様化している。このような状況下で、飛島村の公共交通を再構築するべく、昨年度は地域公共交通会議において「飛島村地域公共交通計画」を策定した。
今年度はより具体的な取り組みを示す「地域公共交通総合連携計画」を策定するため、委員の皆様の忌憚の無いご意見をいただきたい。
時間の関係から、委嘱状を机の上に置かせていただいた。
事務局
続いて、当協議会座長の名古屋産業大学教授 伊豆原様にご挨拶をいただく。
座長
地域公共交通総合連携計画を策定する自治体が110を超え、公共交通の問題に対して注目が集まってきている。
住民の皆さんに満足いただけるような計画作りを進めていきたいと思っており、委員の皆様には是非ご協力いただきたい。
事務局
当協議会は、協議会規約に基づき会議録を開示させて頂くこととなっている。
2.議 事
(1)議 案
事務局:
(1)は議決案件となるため、進行は協議会規約に基づき議長である会長にお願いする。また(2)以降については、皆様のご意見を頂戴する会議として、進行を座長である伊豆原先生にお願いする。
本日は、過半数を超える委員の方のご出席を頂いているため、協議会規約に定める総会としての成立要件を満たしている。
久野会長(飛島村村長)
議事に入る前に議事録署名人を選任させて頂く。議事録署名人に区長会長の加藤様と愛知運輸支局の富本様を選任させて頂く。
久野会長(飛島村村長)
1号議案について事務局に説明をお願いする。
事務局
―資料1-1~1-7説明―
久野会長(飛島村村長)
1号議案についてご意見・ご質問は。
渡邊委員代理(愛知県地域振興部交通対策課長)
規約の中で、道路運送法に基づく地域公共交通会議について触れられていないが、運賃やルート等を決定する場合には法定協議会とは別に公共交通会議を開くのか。
事務局
当初は法定協議会に地域公共交通会議としての役割も持たせようと考えていたが、事務内容を考慮した結果、別々の組織という形をとることとした。
久野会長(飛島村村長)
1号議案について、賛成の方は挙手をお願いしたい。
―委員挙手―
久野会長(飛島村村長)
3分の2以上の挙手があったため、1号議案については承認する。
2号議案について事務局に説明をお願いする。
事務局
―資料2-1~2-2説明―
久野会長(飛島村村長)
2号議案についてご意見ご質問は。
渡邊委員代理(愛知県地域振興部交通対策課長)
資料2-2「地域公共交通総合連携計画策定調査に関する協定書」の中で、飛島村の代表者である村長と、法定協議会の会長が同一であるというのは法律的に問題がないのか。
事務局
国土交通省中部運輸等関係機関に確認したが、問題ないとのことであった。
北村委員代理(名古屋市総務局総合調整部交通政策室長)
協定期間が今年度いっぱいではなく、1月30日までとなっているのはどういう意味か。
事務局
この協定は、「地域公共交通総合連携計画策定調査」のみに関わるものであり、この調査の期間が1月30日までということ。法定協議会自体はその後も存続することになる。
久野会長(飛島村村長)
2号議案について、賛成の方は挙手をお願いしたい。
―委員全員挙手―
久野会長(飛島村村長)
2分の1以上の挙手があったため、2号議案については承認する。
以上で議案は終了した。以後は、座長の伊豆原先生に進行をお願いして、(2)からの議事について協議をお願いする。
(2)活性化再生法定協議会について
座長(伊豆原教授)
ここから、座長として進行をつとめさせていただく。
議事の(2)「活性化再生法定協議会について」事務局からの説明をお願いする。
事務局
―資料3説明―
座長(伊豆原教授)
委員から補足説明があればお願いしたい。
富本委員(国土交通省中部運輸局愛知運輸支局主席運輸企画専門官)
地域公共交通活性化・再生事業は、「地域の多様なニーズに応えるため」という点がポイントになる。行政から提案をするという形ではなく、住民のニーズに即して協議会を進めていただきたい。
座長(伊豆原教授)
ご意見ご質問等があればお願いしたい。
―意見・質問なし―
(3)地域公共交通総合連携計画の策定の進め方について
座長(伊豆原教授)
(3)「地域公共交通総合連携計画の策定の進め方について」事務局からの説明をお願いしたい。
事務局
―資料4説明―
座長(伊豆原教授)
ご意見ご質問等があればお願いしたい。
渡邊委員代理(愛知県地域振興部交通対策課長)
4ページのスケジュールに、2月に運行申請をするとあるが、運行申請には事前に地域公共交通会議で合意を得る必要がある。地域公共交通会議にかけるスケジュールも示しておいたほうがよいのではないか。
事務局
ご指摘の点について、事務局で資料を修正させていただく。
座長(伊豆原教授)
法定協議会と地域公共交通会議を合同開催するという方法も考えられる。
渡邊委員代理(愛知県地域振興部交通対策課長)
法定協議会の規約の中に、地域公共交通会議としての役割を持たせる旨を盛り込むという方法もあるかと思う。
座長(伊豆原教授)
この点については、村で協議しておいていただきたい。
長崎三千男委員(愛知県バス協会専務理事)
検討作業内容を見ると、住民ニーズの把握が十分でないように見て取れるが、どの作業がこれに該当するのか。
事務局
昨年度、「住民アンケート調査」を行った。このアンケート結果を再整理することで、住民ニーズの把握をしたいと考えている。
このアンケート結果については、今年度は委員の皆様にお配りしていなかったため、後日郵送させていただく。
座長(伊豆原教授)
スケジュールを見るとかなり日程がきつくなっている。実際には実証運行計画は、連携計画と同時進行で策定を進めていかなくてはならない。10月にある第2回の法定協議会で実証運行計画についても事務局の考えを示していただき、11月の意見交換会で住民の意見を募るという形にすべきかと思う。
事務局
確かにその通りであり、検討させていただきたい。
朝田委員(愛知県蟹江警察署交通課長)
実証運行のルート等は、概ね固まってきているという理解でよろしいか。
事務局
コミュニティバスについてはまだ固まっていないが、飛島-蟹江間及び飛島-名港間のバスについては、先日プロポーザルで事業者が決定し、ルート、バス停については基本的に従来のものを踏襲するということになっている。イメージとしては大きな変更は無いと考えていただきたい。
朝田委員(愛知県蟹江警察署交通課長)
新たなバス停をつくるということになれば、安全対策として種々の調査や横断歩道の設置が必要となるケースがある。そのため、運行の半年前には決定していただきたい。
(4)総合連携計画の骨子について
座長(伊豆原教授)
次に、(4)「総合連携計画の骨子について」事務局からの説明をお願いしたい。
事務局
―資料5説明―
座長(伊豆原教授)
1ページに「事業評価のための指標についても記載する」とあるが、どういうものをイメージしているのか。
事務局
全体の事業を改善していくための評価指標であるので、小さな項目にこだわるのではなく、大きな視点での評価指標としたい。具体的なものについては今後検討していく。
中部運輸局で、公共交通バスの事業評価をどう進めていくかについて、検討が行われている。それを参考にしつつ進めていくことを考えている。
座長(伊豆原教授)
バス事業の評価という点については中部運輸局でもまだ検討を始めたばかりであり、この飛島村のケースは先進的な事例となると思われる。他の地域のモデルとなるよう、住民の意向を反映した評価指標を考えられたらと思う。
以上で議事を全て終えたので、進行を事務局にお返しする。
3.その他(連絡事項)
事務局
先日、実証運行の事業者決定のためのプロポーザルを実施し、三重交通が受託することとなった。
10月頃までには、コミュニティバス検討委員会での意見も含めた地域公共交通総合連携計画の素案をとりまとめ、2回目の協議会でご提示させて頂きたいと考えている。
4.閉会
事務局
最後に、閉会のご挨拶を副会長の立松から申し上げる。
立松副会長(飛島村副村長)
今後、当協議会はあと二回予定されている。日程もかなり詰まっており、委員の皆様にはご負担をかけることになるが、飛島村の公共交通をよりよいものとするため、是非ご協力いただきたい。
―閉会―
閉 会
午前11時30分