新しい年を迎えて
あけましておめでとうございます。
皆さま方におかれましては、輝かしい新年をお迎えのこととお慶び申し上げます。
昨年は1月に能登半島地震が発生し、その爪痕が残る中、9月には豪雨災害が発生しました。8月には日向灘を震源とした地震の発生を受け、気象庁より南海トラフ地震臨時情報が発表されました。いつ起こるか分からない災害に対して日頃からの備えの重要性を感じております。
本村においては、毎年9月に防災訓練を実施しており、皆さまの防災意識の高揚と避難体制の万全を図っております。様々な訓練を積み重ねることで、その実効性を高めていきたいと考えております。本年も引き続き村民の皆さまに安心していただけるよう災害に強いむらづくりを推進してまいります。
さて、本村では、令和5年4月よりスタートした第5次総合計画に位置付けられている事業を順次進めております。
現在、村内の子どもの数は減少しており、人口減少問題の対策は最優先課題と認識しています。その問題解決として、本年度より開発部に整備推進課を再設置し、新規住宅地開発事業とふれあいの郷再編事業を進めているところです。新規住宅地開発事業では令和7年度から開発工事に着手し、令和8年度後半からの分譲開始を目指しております。
子育て世代を呼び込み、定住していただくには子育て支援の充実も不可欠です。昨年より子育て家族支援事業を開始し、医療機関等に宿泊や通所することで心身のケアや育児サポートが受けられるようになりました。住宅地開発と子育て支援を一体的に捉え、人口問題の対策を推進してまいります。また、ふれあいの郷再編事業につきましては、内容はまだ未確定ですが、ただいま基本計画の策定に向けて手順を踏んでいるところです。ふれあいの郷に交流の拠点を整備することで活気と魅力あるむらづくりを進めてまいります。
その他新たな事業につきましても、果敢に挑戦を続け、村民の皆さまが安全で安心して暮らすことのできるむらづくりに全力で取り組んでまいります。
最後になりましたが、本年も皆さま方のご繁栄とご多幸を祈念し、年頭のご挨拶といたします。
令和7年 元旦
飛島村長 加 藤 光 彦