新しい年を迎えて
あけましておめでとうございます。
皆さま方におかれましては、輝かしい新年をお迎えのこととお慶び申し上げます。
昨年5月に新型コロナウイルス感染症が5類感染症に引き下げられたことにより、少しずつではありますが以前の日常生活を取り戻してきていると感じております。
本村においても、新型コロナウイルス感染症による停滞感を払拭し、皆さまに活気と賑わいを感じていただけるようなイベントを開催しています。たとえば、昨年3月に開催した「第3回とびしマルシェ」では、約5千人の方々にお集まりいただき、大盛況のうちに終えることができました。本年も引き続き村民の皆さまが活気と魅力を感じていただける村づくりを展開してまいります。
さて、本村では、第5次総合計画を昨年4月にスタートさせ、将来に向けて中長期的な視点で事業を進めております。
その中でも、本年は2つの大きな事業がスタートします。
1つ目の事業は、新規住宅地開発事業です。本村の人口は令和2年度の国勢調査で増加に転じましたが、高齢化率も上昇しています。飛島村をさらに活気と魅力のあふれる村にするためにも、新規住宅地の開発によって子育て世代を呼び込み、定住人口の増加に努めます。なお、新規住宅地開発は、旧中学校跡地を活用することで既存の農地を守りながら、令和8年度の分譲を目指します。
2つ目の事業は、ふれあいの郷の再編事業です。既存の敬老センターの利便性は確保しつつ、温泉を有効に活用しながら地元農産品を加工し、村内外の方々に提供する観光交流施設とすることで多くの方が集う憩いの場となるよう整備を進めてまいります。
これらの大きな事業とともに、本年は住民の皆さまの健康についても大きく一歩を進めてまいります。本村では、すべての村民の皆さまの健康長寿を目指してきました。しかしながら、本村では糖尿病患者が多くなってきているのが現状です。そこで「ストップ・ザ・糖尿病」をスローガンに、保健、介護、福祉等の部門が連携し、一体的に住民の皆さまの健康管理をサポートしてまいりたいと考えています。
「みんなでつくるとびしま」を合言葉に職員一丸となり、村民の皆さまの健康、安全安心、住みやすさを第一に考え、むらづくりを進めてまいります。
最後になりましたが、本年も皆さま方のご繁栄とご多幸を祈念し、年頭のご挨拶といたします。
令和6年 元旦
飛島村長 加 藤 光 彦