風しんは、発熱および発しんを主な症状とし、飛沫感染により人から人へ感染し、感染力が強い疾病です。妊娠中の女性が風しんに感染すると、子どもに眼や耳等の障害を含む先天性風しん症候群(CRS)が生じる可能性があり、一度風しんがまん延すると、その影響を受けて先天性風しん症候群の発生も増加する傾向が見られます。
平成25年には全国で、成人男性を中心に風しんの流行がみられ、平成30年(2018年)から令和元年(2019年)にかけて、同じく成人男性を中心とした風しんの流行が、都市圏を中心にみられています。
そのため、風しんに係る公的接種を受ける機会がなかった男性が、風しんに係る定期の予防接種(風しんの第5期予防接種)の対象者として追加されました。
対象者
昭和37年4月2日~昭和54年4月1日(1962年4月2日~1979年4月1日)までの間に生まれた男性
厚生労働省は、2022年3月までに抗体保有率を85%とする目標を設定していました。しかし、2021年7月時点の愛知県での抗体検査実施率は26%とかなり低いのが現状です。そこで、風しんの流行防止には目標の達成時期を2025年3月まで延長し、追加的対策を継続することが決まりました。この機会に、抗体検査を受けていない方は、積極的に受検するようにしましょう。
※注意事項
- 抗体検査および予防接種時は、必ずクーポン券が必要です。
- 令和4年4月以降の対象者にクーポン券を送付しました。
- 2019年(令和元年度)にお送りしたクーポン券をお持ちの方も、2022年(令和4年度)にお送りした新しいクーポン券を使用してください。
- 紛失された場合や、令和元年4月以降に転入された方で本村発行のクーポン券をお持ちでない方は、再発行しますのですこやかセンター内保健環境課(保健センター)までお問合せください。
- 転出された場合は、飛島村のクーポン券は使用できませんので、転出先の市町村にお問合せください。
抗体検査および予防接種の流れ
- 風しんの第5期の抗体検査無料クーポン券を使い、風しん抗体検査・風しん第5期定期予防接種受託医療機関(以下、受託医療機関とする)や健康診査等の機会において抗体検査を受けます。
- 抗体検査の結果、抗体なしの場合、クーポン券を使い、受託医療機関にて予防接種を受けます。(抗体ありの場合、予防接種を受ける必要はありません。)
飛島村で受けられる抗体検査および予防接種
1.抗体検査
村内医療機関 ※受診時間等は、各医療機関にお問合せください。
医療機関名 | 電話番号 |
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加藤胃腸科内科・とびしまこどもクリニック | 52‐2000 |
太田医院 | 52‐2047 |
※村外の医療機関は、厚生労働省ホームページ「風しんの追加的対策」でご確認ください。
特定健康診査等
受検場所 | 受検方法 | |
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集団 |
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受付にてクーポン券を提出してください。 |
海部地区・津島市指定医療機関(個別) |
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各医療機関にお問合せください。 注:実施していない医療機関もあります。 |
勤務先 |
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勤務先にお問合せください。 |
持ち物
- 抗体検査クーポン券および風しんの抗体検査受診票
- 本人確認書類(被健康保険証、運転免許証など現住所が確認できるもの)
2.予防接種
予防接種は、抗体検査の結果、風しんの十分な量の抗体がないことが判明した方が対象です。
村内医療機関 上記の抗体検査と同じです。
※村外の医療機関は、厚生労働省ホームページ「風しんの追加的対策」でご確認ください。
持ち物
- 予防接種クーポン券および風しんの第5期の定期接種予診票
- 本人確認書類(被健康保険証、運転免許証など現住所が確認できるもの)
- 抗体検査の判定結果が記入された「風しんの抗体検査受診票」