とびしま村は、子どもからお年寄りまで、
すべての村民の健康長寿を推進しています。
10年の成果は医療費約25%オフ!!
健康長寿とは、「人それぞれが生涯、健康で長生きし、自立した生活の中で少しだけ家族の世話をしてもらい往生する。」これが理想とする健康長寿のかたちです。
それに向けて、人それぞれのライフステージの中で年代に応じて何をすべきか?どういうことに留意すればよいかを提示し、生活の中で実践していただけるようにする。それが、飛島村が目指している健康長寿村です。
この事業は、昭和63年に愛知県から老人医療費の高騰を改善するよう指導をうけたときに遡ります(昭和63年対国比122%)。その対策に向けて、平成3年から「飛島村日本一健康長寿村研究会」を発足し、10年以上に渡り住民の協力を得て継続調査研究をおこなってきました。
毎年、研究成果は研究会からの指導も受け、地域特性を考慮した情報提供や、適材適所、住民にわかりやすいかたちで提示してきました。また村民一人ひとりに適したプログラム提供や啓発資料により健康長寿村づくり事業を広く推し進めてきました。
この結果、老人医療費は5年平均で106%(昭和63年~平成2年)から81%(平成9年~平成13年)となっており25%下がっています。
本村では、健診結果による保健指導だけでなく、疾病を未然に防ぐ「一次予防」に重点を置き、健康に対する意識づけをすると共に、減塩活動や講演会、健康優良老人の表彰、講習会、実践運動など積極的に健康づくり事業を推進してきました。現在は、これら活動に加え「安全・安心・安定した村づくり」を掲げ、より良い事業の充実、3年毎の健康長寿村研究計画の見直し、さらなる継続・発展を目指しています。